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US Knowの想い

日本の文化風土から自然に暮らす文明を再構築する

日本は、自然に恵まれた島国です。温暖多雨な気候に四季が移ろい、山と海とが結ばれた地で人々は自然を征服すべき対象ではなく、敬い、畏れ、ともに生きる「偉大な存在」と受け止めてきました。日本の文化風土を見つめると、3つの層が見えてきます。
第一に、自然環境が育んだ「自然との共生」の層。

日本の文化は自然と対立するのではなく自然のうちに人の生を織り込みます。自然を支配・利用の対象と見なすのではなく、自然の中にあり自然とともに生きるという生命の論理が文化的な基礎にあります。

第二に、地理歴史が育んだ「和する」層。

温暖湿潤な気候が育んだ多様な生態系は、島国において自然との調和を基盤とする暮らしと共同体の文化を育みました。長い歴史の中で影響を受けた中国の文明にもインドや東南アジアなどの「自然とともにある」という思想があり、日本文化は中国などの大陸の思想の影響を受けながらも「自然に寄り添う」感性を保ち続けてきました。

第三に、近代以降の西欧化による「変容」の層。

明治に始まった西欧化と戦後の高度経済成長による都市化の進展により日本の文化・社会は大きく変容しました。近代的な都市は自然を支配・制御の対象として扱い、便利で快適な生活をもたらした一方、自然とともに生きる暮らし・文化は遠ざかりました。それでも地方の農山漁村には今なお自然共生の知恵と感性が維持されています。

自然と切り離された快適な都市と、自然とともに生きる地方との断絶は日本のみならず世界で進行しています。けれども欧米の中にもまた、ストア学派、ルソーやソローの思想、ガイア理論などという形で自然とともに生きる知恵や志向性が存在しています。

私たちは、日本文化が内在してきた自然共生の思想、知恵、感性を掘り起こし、事業として人々の暮らしの中で実践可能な形とすることで、環境問題や社会の分断という世界規模で生じている課題の解決に貢献することを目指しています。

自然に暮らし、働き、学び、繋がり、育つ。

US Knowは、ローカルから生まれ、世界に繋がる知であり実践であることを目指します。

​私たちは、自然に生かされる人間の尊厳を回復させ、分断を超えて共に生きる社会を再び築くため、小さくも深い挑戦を続けます。

富士山の眺め

US Knowの事業

Farm & Club

食べ物できた 自分でできた あなたがいたから

畑仕事

US Know Farm & Clubは「野菜を育てる」から「調理して食べる」までが自分でできることの楽しさに出会う地域の部活です。

貸農園でもなく料理教室でもなく、「部活」の仲間と緩やかに繋がりながら、自分のペースで部活動に参加する中で野菜を栽培するスキルや知識を得、自然に「ごはん」がつくれるようになるよう、私たちがサポートします。

​野菜を栽培する畑は、野菜を育てる場所である畝をつくる①畝立て、育てる野菜を植える②植付、野菜が育つように世話をする③生育管理、育った野菜を収穫する④収穫という4段階の作業が週1~2回の部活動の際にすべて行えるようにする、特許取得の方法で整備しています。

Farm

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大阪府高槻市

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