今年の梅雨明けは7月20日前後。梅雨末期の大雨もなく、あれ?梅雨明けちゃったみたい、と思っているうちに猛暑到来。毎日、朝は5時半から1~2時間、草刈りをして、夕方は水やり。
7月中は、キュウリ、中玉トマト、空心菜、ピーマンが収穫でき、サトイモや不断草(スイスチャード)も育っている一方、ナスは虫害が酷くて葉も実もボコボコ。
それでも日照が戻り、梅雨の間に生い茂った草を刈り取って土壌被覆材(マルチング材)とすることで、草に埋もれていた農作物が姿を見せてくれるのが嬉しく、せっせと畑通いをしていた7月下旬のある日、いい感じで育っていた不断草がバッサリ刈り取られているではありませんか!隣の畝で育てていた枝豆も丸坊主にされていて、野菜泥棒が出た?と思ったのですが、どうやら野菜泥棒の正体は鹿。
ナス。刈り取った草を敷き藁にして。

不断草が根元5cm程度で鹿にバッサリ。

刈った草で畝を覆って畝や野菜を保護します。

鹿は、7月末から一日おきくらいに畑にやってきてはピーマン、空心菜、サツマイモに里芋を召し上がっているようで、畑には獣の匂いとその匂いの源が。30年近く前だったかに明石家さんまが歌っていた「奈良の春日野 青芝に~♪腰を下ろせば鹿の糞~、ふんふんふ~ん鹿の糞♪」という歌が頭の中を巡ります。
猛暑と一緒に続くカラカラ天気の下、何とか育っていた野菜たちの成長と私の意欲が刈り取られてしまい、畑&野菜売りは夏休みに入ることにしました。
それにしてもこの記事を書いている8月10日までの約3週間、連日猛暑日が続く一方で雨らしい雨が降ったのは7月21日の夕立くらい。台風6号の降雨も昨日、パラパラと降った程度で、夏ってここまで暑くて雨降らなかったんだっけね?と過去の天気を見てみると、20世紀末に比べて明らかに猛暑日は増えています。
食糧価格が上昇していますが、世界的に農地が劣化している中、カロリーベースの食糧自給率30%ちょいの農作物輸入大国の日本は、経済力が衰退していく中でこの先も肥料や農作物を外国から買い続けられるか、私は大いに疑問を持っています。
農地も農作物を育てる知識もスキルも「今すぐほしい」と思ったところで今すぐ、手に入るわけではありません。
ということで、US KNOWはぼちぼち会員制度を整えていこうかと考える暑い夏です。