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特許全史

15世紀半ばから現在に至るまでの近代特許制度について、どのような制度趣旨で設計され、どのようなに活用され、社会でどのような役割を果たしたかを解説します。

特許のきほん

知的財産権の中で特許は、1.保護が広い、2.難解、3.権利を取るための費用・ハードルが高い、ことが特徴です。

 

1.保護が広い

特許は「発明」を保護対象とします(世界共通)。日本では特許で保護される「発明」とは新しい技術的な工夫とされ、「新しい技術」が特許の保護対象とされています。

事業に即して言えば、モノやサービスについて、これまでにない、またはこれまでより優れた特性を創り出した場合、その特性やその特性を生み出す仕組みが特許で保護されうる、ということになります。

品質や機能といった特性やその特性を創り出す仕組み、というように漠然とした「アイデア」を保護対象とするだけに、権利の効力も具体的なモノやサービスに限定されない広さがあります。

 

2.難解

特許権とは「技術的な工夫」を一定期間、独占してよいという国のお墨付きです。技術的な工夫は、目に見えず言葉にもしづらいアイデアであるところ、特許権を取得するために、このつかみどころのないアイデアを文や図で書き表す必要があります。

しかも、特許出願書類は権利成立後は権利書面となる書類ですので、権利対象となる技術・アイデアを単に言葉にするだけではダメで、正確かつ権利範囲が広くなるよう気を付けなければなりません。

そもそも言葉や図などでは書き表し難い「技術」を文章や図にしてもわかりづらいのに、できるだけ権利が広く解釈されるよう、専門家(弁理士)が策を講じるため、専門家でなければなかなか読みこなせない書類となります。

 

3.権利を取るための費用・ハードルが高い

特許権を取得するためには、出願、審査請求が必須で、大半の出願は拒絶理由通知を受けこれに応答して特許を付与してよいという特許査定をもらう必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各段階で、特許庁へ支払う費用(庁費用)と、権利取得をサポートする弁理士等の代理人に支払う代理人手数料とが発生します。権利取得までの流れと、主要な段階での庁費用と代理人手数料(相場)を図示します。

特許は代理人なしで権利取得することは難しく、代理人費用を含めると権利取得にかかる費用は安くても50万円程度、通常は100万円ほどかかります

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